2021年1月に神戸の新長田にグラップリング専門のジムとしてOPENした「OVER LIMIT JIU-JITSU神戸支部」では、現在新規メンバー募集中!初心者も歓迎です。

茶帯の兄弟子と王将

茶帯の兄弟子と王将

マサジムもメンバーが少し増えて12人になったとはいえ、1日の練習参加者が1人の時も珍しくない。1人の時はマンツーマンでじっくり細かくテクニックを伝えることができるので教える側からするとやりやすくていい。

 

 

自分が高校卒業後、初めて柔術を習いに通った道場には既に50人以上の会員がいた。黒帯の先生が1人と、茶帯が1人、紫帯が2〜3人くらいいて、残りの大半は青帯と白帯だった。

 

僕は運良く、8歳年上の茶帯の先輩と体格や体型が全く同じでほぼ毎日道場に通っていたこともあり、よく技の研究の受け手としてマンツーマンで一緒に練習させてもらっていた。(勿論向こうからしたらただの都合の良いダミー人形としてw)

 

当時の日本ではまだ茶帯は超希少で、僕は普段の練習では青・紫帯の人に為す術もなくボコボコにされるレベルなのに、その青・紫帯の人達をいとも簡単に極めまくる異次元のレベルの茶帯とマンツーマンで練習させてもらえる機会は滅多にない本当に貴重な体験だった。

 

その人は動画研究を熱心にするタイプで「いっちゃんもYouTubeとか見て覚えればいいよ」と言って初心者の僕に柔術の練習方法をアドバイスしてくれた。

 

僕は割と素直な性格(悪くいえば洗脳されやすい)だったので言われるがままにYouTubeの試合動画やDVD等を暇さえあれば何時間も見ていた。そしてその先輩のスパーを携帯で撮影して、練習終わりに何回も見直してそれをそのままコピーして技を覚えていった。

 

その人の動きは、柔道経験者の手堅い寝技とは明らかに違っていて独特な柔らかさがあった。

「あ、この柔らかさが柔術なんだ…」と初心者ながらに感じた。(その動きを見ればみんなそう思うんじゃないかな?)

 

先輩は練習後よく僕を王将に連れて行ってくれた。王将ではブラジルでの柔術の裏話や、道場であった出来事(主に道場にいる変人と面倒臭い人にまつわる面白エピソードw)を話すことが多かった。

 

ほとんど僕が一方的に興奮して話す感じで、それが一区切りつくと先輩は僕の話をテキトーな相づちと感想とともに終わらすのが常だった(笑)

先輩は普段は寡黙で無愛想な人で、口を開いたかと思うと高田純次みたいにテキトーなことしか言わない人だった。

 

でもいつもなんにも言わずにお会計の時は全部出してくれた。
先輩もアルバイトで生計を立てていて余裕がある訳でもないのに必ず奢ってくれた。

 

いつも出してもらっていて僕がなにか悪いことしてるみたいな気になって申し訳なさそうな感じでいると「いっちゃんも後輩にそうしてあげればいいよ」と言ってくれた。

 

自分にはそれまで学校の先生や先輩、家族や親戚、周りの大人で信頼できる人は1人もいなかった。そんな中で初めて安心してなんでも話せる人だったと思う。

 

そしてこの人はその時から今日に至るまで、問題児の僕の面倒をずっと見続けるという罰ゲーム的な兄弟子役を買って出てくれた人でした😂  普段はあまり連絡を取らないし、お互い忘れてるけどまあ頭の片隅にはいるんだろうなって感じやと思いますwww

 

おわり

 

PS:この日記描き終わって気付いたけど僕もちょうどあの時の先輩と同じでずっと茶帯のまま😳  案外これで良かったのかもって今思えました☺️

 

※文章の都合上先輩と書いてますが、部活とか武道のノリの先輩後輩の関係ではないです💦

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